シャコーグレイドを訪ねて(2013年7月20日訪問 By サブリーダーMichikaさん)

1991年皐月賞。

テイオーが父ルドルフに続いて無敗で皐月賞で制した時の2着馬、

それが「シャコーグレイド」です。

 

 

 

シャコーグレイドの父は三冠馬ミスターシービー。

父同士もライバル関係にあったので、

シービー党の人達からしたら、またルドルフにやられた!と

悔しがっていたと言う話はよく聞ききました。

 

私はルドルフのことは最強に好きなのですが、

シービーのことも実は大好きでしたので、

大好きな馬の子供たちがGI戦線を賑わしているという事実に

子供心にも、ワクワク感がいっぱいだったのでした。

 

グレイドはその後、テイオーの輝かしい戦績とはかけ離れた、

脇役・善戦ホース街道をひた走ります。

 

そして、テイオーの引退式の日のメインレースにて、

3年10カ月ぶりの勝利を収めます。

まるでテイオーへの華向けかのように。

 

「テイオーくん、新天地でも頑張ってくれよ!ボクも頑張るからさ!」

きっと、グレイドはそう思ってくれていたのかもしれませんね。

 

 

シャコーグレイドは、引退後、種牡馬にはなれず、

福島競馬場にて誘導馬となりました。

 

その後は、静岡県の乗馬クラブにいたこともありましたが、

八ヶ岳の乗馬クラブのオーナー様が、

グレイドを生涯世話していきたいとおしゃって引き取られます。

八ヶ岳では、お祭馬として活躍していたようですね。

 

 

 

八ヶ岳に行ったはずのグレイドでしたが、

ひょんなことから岐阜県の”牧歌の里”という観光地にいるということを

テレビ番組で知りました。

 

生涯を八ヶ岳で過ごすと聞いていたので、

私は耳を疑いました。

何故そんなところにいるのか?と。

 

 

牧歌の里は、岐阜県奥美濃の標高1000mの高原にある、

花と緑のテーマパークです。

 

近隣にはスキー場も多く、冬はスキー、夏はキャンプといった

アクティビティが体験できます。

 

たくさんの花々が咲き誇っています。
たくさんの花々が咲き誇っています。
ラベンダーも見ごたえがあります。
ラベンダーも見ごたえがあります。
牧場のお友達もたくさんいます。
牧場のお友達もたくさんいます。

 

問い合わせをしてみると、グレイドがいることは間違いなく、

初心者でも乗せていただけるということでした。

 

馬に乗ったことがなくても乗せていただけたそうなのですが、

私は、ある程度練習して乗れるようになってからの方が良いだろうと考え、

これがきっかけとなり乗馬を習うようになりました。

 

それから定期的にグレイドを訪問するようになりました。

 

 

グレイドの馬房に飾ってあるプレート。
グレイドの馬房に飾ってあるプレート。
ブラックレンジャー?シャコ!
ブラックレンジャー?シャコ!

 

こちらでは”シャコ”と呼ばれているようです。

「血筋正しき貴公子」確かにそうですよね。

黒光りする容姿、柔らかい背中、大きく美しい瞳は父シービー譲り。

天馬トウショウボーイの血を引き、そして三冠馬ミスターシービーのご子息。

確かに貴公子です。

 

テイオーはもちろん競馬界の”貴公子”の代名詞なのですが、

テイオーは恐れ多くて近寄れない神々しい貴公子なのに対して、

グレイドは人と触れ合うのが大好きなフレンドリーな貴公子といったところでしょうか。

 

グレイドは確かに八ヶ岳がホームグラウンドなのですが、

雪のないオンシーズンは牧歌の里にやって来ているようです。

 

八ヶ岳で人恋しくてホームシックにかかったこともあるらしく、

心配したオーナー様が、知り合いの牧歌の里の方に相談されて、

人と触れ合わせようと牧歌の里へ連れてくるようになったのだとか。

それ以来、牧歌の里のアイドルの座に上り詰めたそうです。

 

触っても、お鼻をプ二プ二つついても、まったく怒らないグレイドくん。

本当にフレンドリーで温厚な性格です。

 

しかし、皮膚がとても薄いため、

腹帯を締めようとしたり、ブラッシングをしようとするととても嫌がるようです。

 

元気いっぱい、若々しいグレイド。
元気いっぱい、若々しいグレイド。
乗り運動中のグレイド。
乗り運動中のグレイド。
圧巻の走りです。
圧巻の走りです。

グレイドの背中はとても柔らかくて、

駈け足をしたときの乗り味は抜群に素晴らしいです。

 

あと、何事にも動じない性格なので、

初心者でも安心して騎乗できますし、上級者も”名馬”の背中を存分に味わうことができます。

 

最近は、よくメディアにもとりあげられるようになり、

認知度があがってきたのでグレイド目当てのお客さんも増えてきたそうです。

 

グレイドのおかげか、観光地でありながらも、

プチ乗馬スクール生が増えてきて、大忙しに。

 

さすがにグレイド1頭だと、負担がかかりすぎてしまうので、

急きょ、他にもお手伝いの馬を一頭準備しているとのことでした。

 

 

テイオーと同じく若々しいグレイド。

 

看板ホースとしてこれからも元気で頑張ってもらいたいですね!

長生きして欲しいです。

 

 

 

 

                                                                 (レポート:サブリーダー Michika)

 

シャコーグレイド号でのレッスンは予約制となっております。

詳しくは、牧歌の里さんまでお問い合わせください。